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みちのく旅6日目 大間にて (長文だぜ) 9月15日

やあぐっすり寝たなあ。昨夜は風もなく、おだやかな夜だった。気がつくと朝になっていた感じである。7時。11時間睡眠だった。

昨日の岡山の彼は早立ちしてもういなかった。なんだか無性に腹が減ったのでジャガイモ入り味噌ラーメンを作って食べる。ジャガイモは途中の道の駅で100円で手に入れた。

7時半になり、やれやれという感じで修理にかかる。昨日から手が油で真っ黒で、いくら洗っても完全には落ちない。

もう直らなければ廃車しかないから、思い切ってばらしにかかる。近所の民宿のおっちゃんらしき人が犬の散歩で通りがかり、故障か?直るのか?と聞いていった。

キャブレターをはずして若干ばらしてみる。手持ちの工具でばらせるところまでしか手が付けられないが、ちゃんとガソリンはキャブまできている。ここまで約1時間半かかった。それでもまだ直らないのをみたさっきのおっちゃんが、また声をかけてくれる。道具が足りなくてはかどらないと言うと、ホームセンターがあるからそこに行って買ってこい、うちの軽トラ貸してやるから、と親切に言ってくれたので甘えることにする。おっちゃんは、キャンプ場のすぐ前の海峡荘という民宿&食事どころの大将であった。さらに親切にも、昨日自動車屋で廃車の引き受けも断られたというと、じゃあもし廃車にすることになったら引き受けできるようにわしが電話してやる、とも言ってくれた。

それからもう一人やってきた。キャンプ場の奥側でプレハブをおいて生ウニやイカの姿焼きなどを売っている漁師の店・ばんやの大将だ。親切にずっとつきっきりであれこれ世話を焼いてくれる。

プラグをはずす道具を買いに、軽トラを借りてホームセンターへ。お買い物をしてついでに銀行でお金もおろしておく。このさきどうなるか分からないし、最果ての地、大間では現金がものを言うような予感がする。

ホームセンターからの帰り際、道を間違えた。もどろうとUターンしかけたところにあったのが、昨日のスズキの店で教えてくれた大間車両サービスだった。ダメもとで飛び込んで聞いてみる。

手近にいた若そうな整備士に、バイクの廃車の件を聞くと以外にも良いよと言ってくれた。さらに、修理も見てあげても良いよ的なニュアンスで、「直らないものはないけどね」とおっさる。なんだかいい展開だ。

岬に戻っていまのことをばんやの大将に言うと、なんとその修理屋さんは大将の奥さんの、いとこのところらしい。まあ狭い町だからどこかで繋がってはいるだろうが

ホームセンターで買ってきた新しいプラグと交換してみたが、直らない。するとばんやが、最後の手段やと言って、船のエンジンを強制的にかけるときに使う強力スプレーを持ってきてくれた。海峡荘も忙しい合間を縫って、ちょこちょこ覗きにきてくれる。

しかしそれでもエンジンは黙ったままなので、いよいよさっきの修理屋までバイクを押して持っていって廃車にすると海峡荘の大将に告げると、押していくなんて大変だから軽トラに乗せていけと言ってくださる。言ったが早いか、ばんやも海峡荘も渡し板みたいなのないか探しにかかってる。

隣のじいさまの家の軒先においてあった角材を3本借りて、軽トラの後ろにななめにかけてくれる。みんな仕事早いよ。わたしがバイクを押して、渡した角材に向かって小走りに勢い付けてゆく。ばんやと海峡荘が後ろから押し上げてくれる。3人がかりで荷台に乗せることができた。

はずしてあるバイクの部品をトラックに乗せている間に、ばんやがロープで固定してくれた。みんなやることが手際良いよ。

準備ができたらばんやが、「俺も一緒に行く」といって運転席にすわる。お店ほったらかしでいいの?ときくと、なんだか意味ありげに目配せして、嫁がいるからいいんだいいんだと言って出発。

行く道がてら、いままで彼が助けた自転車乗りの若者の話や、観光に一度来てばんやと店先で少し話しただけの老夫婦が、それ以来毎年来てくれるようになったとかの話を聞く。どうやらこの人の開けっぴろげで正直な性格に、人は魅力を感じるようだ。

商売はどうかと聞くと、今年は人は来るけどお金落とさないと嘆いている。一番減ってるのはウニとかの電話注文で昨年の3分の1しかないそうだ。

そして、「あーやっと酒が抜けてきた」、とぼそりと言う。さっきも飲み過ぎだと嫁とケンカしてたのさ、だって。嫁といると気まずいから、だからつきあって来てくれたのか。しかしかわいいところあるなあ。

修理屋さんにつくとさっきの若い人がいたので、ばんやに、さっきあの人と話したんだ、と言うと、「あれが社長よ」と教えてくれた。どうりで廃車の件も二つ返事で引き受けてくれた。他の整備士は年輩の人もいるのに、まさか社長とは思わなかった。

すぐに壊れた時の状態とか、どんなところをいじったかなど伝える。プラグをはずして火花が散ってないのを確認して、やはり電気系統のトラブルかも、と推測する。社長は寡黙なタイプみたいで、うんうんと言って聞いてるだけで、いろいろしゃべってるのはわたしの方だ。

テスターを持ってきて、あちこち配線に電流が来ているか探る。電気は見えないので、テスターがないとお手上げである。

順番に探っていくと、不良個所がわかったらしく、少し大きな声で、「わかった、ここだ!」と若社長が言い、配線コネクターの不良個所を発見してくれた。なんと、基本も基本。小学生の理科の実験レベルで例えたら、電池の配線がはずれてたら豆球はつきまへんで、的な故障だった。そりゃプラグに火花散らんわな。

配線し直してもらい、昨日午後より深い眠りに入っていた愛車のエンジンが、あっけないくらいかかった。ばんやも大喜びである。自分のことのようにうれしい、とまでいっている。修理賃2000円也を事務所のおねいさんに払う。このひとがばんやの嫁のいとこらしい。バイクの神戸ナンバーを見て、あたしの弟もいま京都で働いてるの、としばし四方山話。

ばんやと軽トラで岬に戻る。2人でまた渡し板をおいてバイクをおろしていると、すぐに海峡荘がき他ので直ったことを伝える。ばんやと同じように喜んでくれた。はずしてあったバイクのカバーなどを取り付けてひと段落。ばんやも自分の店に戻っていった。

ちょうどお昼なので、お礼ではないが、海峡荘でお昼をいただく。きのうは違う店だがマグロ丼だったので今日はウニとホタテの丼1500円也を注文した。奥で調理している大将にもう一度お礼を言う。

うにホタテ丼@海峡荘

ほどなく出てきた丼は超うまそう。おねいさんがお好みで甘いお醤油と普通のを賭けてくださいと言い、お盆に一緒に乗っていたマグロの刺身盛りを丼の横に置いて、「ご主人からです」、って、えええええええっ!

びっくりマーク1000個分のえっ、やで。なんでさらにサービス?恐縮する。しかしありがたくいただく。

さすが大間のマグロはちがう。味が濃いような気がする。うまいうまい。最高。食後あらためてまたお礼を言う。何回言ってんのかわからんくらいありがと。

大将から名刺をいただく。良かった。どちらにしてもお名前や連絡先など聞かねばならぬと思っていたから。大将は別れ際、「またおいでよ」とだけ言い残して奥に引っ込んだ。おっとこまえやな~。

13時を回っているが、竜飛岬にむけて走り始めることにする。昨日の午後半日と、今日の午前半日はバイクが動かなかったから、合計1日分予定が狂っている。18日の夕方までに東京に戻って置かなければならないので、スケジュールがきつい。

しかし大間と竜飛岬は今回の旅の2大目的だったはず。なんとしても行きたい。青函トンネルの見学をしたい。それで午後から行けるところまで行ってしまうことにした。テントなど片づけ。ばんやに寄ってお礼を言う。大将の連絡先をもらい、一緒に記念写真を撮ってもらった。

ばんや

一路むつ市経由青森を目指す。予報通り雨になる。最初はたいした雨ではなかったが、しばらくすると大粒の土砂降りになる。カッパは着ているが、雨宿りしたい。でもこういうときなかなかいい場所がないんだな。

浅虫温泉あたりで止みかけてきた。道の駅で休憩がてらメールチェック。大間にいる間、PHSは電波無し。バイク故障。新聞ラジオテレビ無しの石器人だった。

18時過ぎに青森市内を抜ける。青森は始めての都市だが、もう竜飛岬に絞っているので他の観光はしている余裕無し。道沿いにあったcoopを見つけ、夕食の買い出し。そこで見つけた315円弁当!ほんとは450円なんだが、値下げになっている。すぐにゲット。チンして店前で美味しくいただく。

315弁当@COOP

竜飛まではあと50キロくらいなので、このまま行ってしまうこともできるが、青函トンネル記念館のオープンは8時40分だから、少し手前で泊まって朝移動すればいい。外ヶ浜と言うところに温泉発見。町の保養センターのようなところ。

300円でたっぷり入浴。22時閉館ぎりぎりまで粘って、すぐ近くの港に隣接したキャンプ場にころがりこむ。公園のような感じで、有料とも無料とも案内がない。

手近のおおきなあづま屋の中にテントを張り、いろんなドラマのあった1日を終える。一人でビールで乾杯。

本日の走行 173キロ
さしん入ったてばよ。
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愛車復活おめでと~

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なお、過去記事に関してはしばらくの間、このブログサイトも並行して残していますので、こちらでお読みください。面倒おかけします。

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現在48歳の青春シングル迷走中。

18年前に約1年間かけて、地球一周旅行を実施。その日記をブログにて公開中。
http://blog.goo.ne.jp/watashinihayumegaaru/

その後日本でラフティングとカヌーのイベント会社、地球倶楽部を12年主宰。和歌山県北山川・熊野川、四国吉野川・四万十川、岐阜長良川などで川下り&キャンプのツアーを実施していましたが、思うところあって会社を閉じました。

東京で単身さまざまな仕事を経験したあと、いまは子供のときの夢を実現するべく、2009年10月から日本全国自転車ぐるぐる旅の真っ最中です。

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